理事長挨拶:社団法人 佐倉青年会議所 第37代理事長 海保大亮

2012年度社団法人佐倉青年会議所理事長基本方針
スローガン 『和』~紡ごう心輝かせよう我が街~
はじめに
我々が活動を行う佐倉市は温暖で肥沃な北総台地の中心に位置し、都心より東に40キロと言う利便性と、北総地域の水瓶となる印旛沼を始めとした豊かな自然に恵まれ、古くはおよそ3500年前と言われている縄文時代後期の井野長割遺跡、又、佐倉城、臼井城、本佐倉城、上杉謙信一夜城(王子台砦)関東では最大数が現存する武家屋敷群などを始めとした、悠久の歴史を誇る資産が多数あります。この他にも東洋有数の規模を誇る国立歴史民俗物館・世界的名画を所蔵する川村記念美術館などの文化施設に恵まれております。これらの魅力を我々社団法人佐倉青年会議所一人ひとりが認識して、新たに情報を発信し活用することで地域力の向上を計り、明るい豊かな社会の実現を目指すことが我々の役目なのです。
現実を見据えて
去る平成23年3月11日に起きました東日本大震災、ならびに、未だ先の見えていない福島原子力発電所の事故、東日本全体を巻き込んだ放射能問題、さらには不安定な政局により現在この国は疲弊しきっております。しかし『神は乗り越えられる試練しか与えられない』の言葉があるように、我々は決して傍観者になるのではなく各国、国内各地青年会議所の同志に繋がりを持つ青年会議所だからこそ出来ること、我々にしか出来ないことが有るはずです。この繋がりを活かし困難を乗り越え地域社会の復興を果たしていくのが我々の責務なのです。
JCIクリードの最後の一節に人への奉仕が人生最善の仕事である(That service to humanity is best work of life)とあります。 青年会議所活動において、青年と言われる我々20歳から40歳までの限られた時間に、新たな世代のため、地域のために青年会議所活動を通じて奉仕し続けることは、何より気高い精神を持っていなければ出来ないことです。そして青年会議所活動において、メンバーは勿論のこと、様々な人との出会いと繋がりは一人ひとりの人生のかけがえのない宝となるはずです。その機会の素晴らしさに気づくかどうかは自分自身の意識次第だとは思いますが、血気盛んな青年期をどう過ごすかが、一人ひとりにとってその後の人生をも左右するほど重要なこととなっていくはずです。
現在、連日のように心を痛めてしまう事件や事故が後を絶ちません。現代社会は責任転嫁や非難ばかりが目立ってきているように感じます。何事にも感謝するという、当たり前のことさえも薄れつつあるように思います。私は古くからの習慣である、「日本人の奥ゆかしさ」「先祖を敬う心」「和を尊ぶ心」を守りたいと思っています。
親なら尊敬できる親になってほしい。子供は親のやることを見て、良くも悪くも親と同じことをするものです。感謝の心がもっとごく自然に溢れてくるような社会を創造して行くことが必要ではないでしょうか?自分たちの地域を知り、その上で地域の子供たちをしっかりと見守り、明るい未来へと導く、大人として、ごく当たり前のことです。そしてその精神の根底にあるのは、先人たちから受け継がれてきた日本人としての和の心と精神的文化を継承していくことです。平たく言えば、父、母、祖父、祖母を大切にする姿を、次の世代を担っていく子供たちにしっかりと見せることができる大人になることにも繋がります。山本 五十六氏の言葉で『やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば人は育たず』と言う一節があります。このような寛容と調和の心を持って一人ひとりの個性を認め合い、お互いに足りない部分を補い合う姿を見せていかなければならないのです。このような当たり前であった大人の姿を発信し「和」の心を尊重し心の豊かさを理想とした社会を創っていくことが我々社団法人佐倉青年会議所の役目なのです。
自己革新のために
我々、社団法人佐倉青年会議所は1976年、日本で604番目の地域青年会議所として設立されました。以来、「奉仕、修練、友情」の3信条のもと、明るい豊かな社会づくりを理念とし、今日までその実現に向け、日々ひたすらに青年会議所活動を推進してまいりました。 それぞれが貴重な一年間という限られた時間の中で事業を計画し、行動し、我々の活動を地域に住む方々の意識へと根付かしていくためには、常に我々が人を惹き付ける魅力を生み出し続けることが必要です。そのためにはまず、自分達が元気でなければなりません。メンバーが元気に、そして地域に住む方々に波及させ連綿として繋げていき、真剣に向き合い、その方々の目線で物事を考え、共に歩み、前向きな発想力でLOMをそして我々の故郷である佐倉を活性化させていきます。その為にも自らが修練を行い、メンバー同士が互いに切磋琢磨して成長し続ける必要もあります。
青年会議所活動は辛い事もたくさんあります。『辛』と言う字に『一』を足すと『幸』になります。青年会議所活動において一人ひとりが確実な一歩を踏み出し汗をかき辛苦を超えるからこそ成長につながり達成感を得られるのです。そして地域の皆様に幸せを届け、地域社会の活性化に繋げていくためにも我々は青年らしく新たなことにも積極的に挑戦していきます。新たな事に挑戦し結果を出すために目的や手法を見出すことは大変な労力がいります。だからこそ自分自身の視野を広げるために、いろいろな物を見たり、聴いたり、感じたり、絶えず情報を得るアンテナを張っておくことも大事なこととなります。公益社団法人日本青年会議所、関東地区協議会、千葉ブロック協議会への出向、又、積極的な地域関係諸団体への参画、あるいは日本青年会議所主催の各種大会や事業に積極的に参加することは大変貴重な機会であり、そういう機会にこそ新たな繋がりやヒントが隠されているものです。
人の為に街の為に考動を!
我々社団法人佐倉青年会議所では明るい豊かな社会の実現の為に常に考えて行動をおこし様々な事業を実施してきました。これからの未来を創造していく青少年を育む為に武道やスポーツを通じた青少年育成事業を主催し、きちんと遂行しもう一歩踏み込むことで僕たちの地元にはこういったことをしてくれる大人がいるんだと青少年の心に届け、さらには我々の理想を保護者の皆様にまで届けて行くことが出来るのです。
我々は地域社会の活性化のために印旛沼流域の清掃ボランティア、又、佐倉市民花火大会にて手筒花火の披露を執り行なっております。これらは地域社会の皆様に地元佐倉を知ってもらうことと郷土愛を創造し地域社会を活性化に繋げていくために行っております。
一人ひとりが汗を流し交流を深め人間力を高めていくことが必要なのです。
地域社会の活性化、未来を創造する青少年の育成、ひいては明るい豊かな社会の実現のためには上記の事業を継続し時代背景に合わせた変革を行っていく事が必要です。そのためにも会員数が流動的な団体のため、会員拡大は必須となってきます。一人ひとりが地域と未来の演出家としての自覚を持ち、魅力を発信していかなければいずれ社団法人佐倉青年会議所は衰退していってしまうはずです。そうならないようにも我々は気高い精神とつながりあう「和」の心を持ってこの青年会議所活動を波及させていかなければなりません。そのためにも、積極的に例会に限らず、交流の場を設け、又、一人ひとりが積極的に他団体との場に参画するなどの会員拡大運動を推進していかなければならないのです。これこそが修練であり人と人との「和」を繋いでいくことが、いずれ一人ひとりの素晴らしき宝になると確信しております。
結びに
JCIの三大理念の一つに地域社会貢献があります。私は自分が生まれ育った街、悠久の歴史と文化、豊かな自然を持つ佐倉を誇りに思っています。だからこそ青年会議所活動を通じてこの街に貢献し、元気を取り戻し、一人ひとりに笑顔を届けていきたいのです。
青年会議所は全く違う環境で育ち、気高い志を持った人の任意での集まりとなっています。だからこそメンバー一人ひとりが良くも悪くも数多の個性を持っています。ですからメンバーは清濁を合わせて飲み込むような大きな度量と寛容と調和の心を持ちお互いの価値観を認め、長所を伸ばし、足りない部分を補い合う、そして友情を育み、大いに語り合い、共に汗をかくからこそ成長していけるのではないでしょうか。 今、目の前にある成すべきことに熱い情熱を持って全力で取り組み、新らたなことにも果敢に取り組む、そして地域社会の活性化を図り、一人ひとりの成長に繋げていきます。こういった活動を各地で行うことが青年会議所活動の目的である「明るい豊かな社会」の創造になると信じております。
明日を確約出来る人間はどこにもいません。だからこそ常に後悔をしないように行動を起こしていくことが重要なのです。我々メンバーは一人ひとりが1976年設立当初の趣旨・目的を振り返り熱い志を自覚し同じ地域を大切に思う青年として、又、青年経済人として様々なことに真剣に取り組み、後悔の無い青年会議所活動を推進し、明るい豊かな社会の実現を目指します。 一年間どうぞ宜しくお願いします。

